久留米に行ってきました。

久留米に行ってきました。

10月後半から11月にかけて気がつかないうちに体調に変化があらわれてました。どうやら夏の開店から続く怒涛の忙しさやなんやかやで、あらぬものが溜まっていたようです。
まあ、疲れだとおもいます
部分的な筋力の衰えと腰にかかる負担、、ふるほんやならではの症状でしょう。
本というものはとにかく重たく、店番は椅子に座り続けるのです。

胃腸炎というものに初めてなりました。微熱というオマケ付きで。それが6日間続き食も限定され寝たきりを余儀なくされるのですが、店は開けねばなりません。
はるばる来ていただくお客様に申し訳ないと思いつつ、店を開けたり、
閉めたり

店の前で臨時休業の張り紙を見て踵を返したお客様
本当に申し訳、ございません。

人間のからだはふしぎなものです。
胃腸炎が逆に生活に馴染、心地よくもなって来た翌朝
回復の兆しが見え あ といまに治りました。

しかしその翌日、
肋間神経痛と思しき激痛が肩甲骨あたりに響き、まるで金槌で五寸釘をさしているかのよう
これが3日続きました。
その間出張を銘打ち、以前から計画していた久留米小旅行へと。

久留米に行ってきました。

久留米市小頭町にあるカンブツ屋 カフェ 空豆さんへ

以前より某珈琲屋からその存在をきかされていました。今しかないと思い立ち背中の痛みに耐え久留米へ

空豆さんで過ごした小一時間。
背中の痛みは消えました。いったい何を考えていたのかもうおぼえてません。とてもはじめてきたとは思えぬ場所。はじめて座ったとは思えぬ椅子。当たり前の場所にやってきた。来るべき場所に来たといえばよいでしょうか。
そうか、ここ数日の苦しみはこの時のためにあったのかと。ひとり納得しつつ。笑

空を見続けていたのをおぼえてます。
久留米に来た際には空豆さんに是非。
というより空豆さんに行くために久留米へ是非。

あのマグカップ、なんて書いてあったのだろうか。

その後、同じく小頭町にある 古書 小山書店へ

久留米に行ってきました。

小山書店さんは行きたいと思い続けた場所
久留米にひとつしかない、古書組合加入の
いわゆる 古書店
その店にはいやらしい買取のれんも看板も、民芸品も雑貨もポスターも
なんにもありません。
純粋無垢
古書しかない
その完膚なきまでに古本を売る、店を開け続ける姿勢に静かな強さを感じつつ
私は本を漁りました。漁らずにはいられませんし。
何を買ったかここには記しませんが欲しいものを買いました。ほしい本を買うという行為
ほしい本とは何か。考えすぎてわかりませんがからだは勝手にうごくのです。

小山書店 ご主人は今腰をお悪くしてお休み中で今は奥さんが店に立っておられます。
私も古本屋ですと名乗り、いろいろとお話しを。
楽しいひとときを過ごしました。

このような
古本で繋がるちいさな交流。
誰も知る由がないし誰も興味をしめさないでしょう。
日本の久留米というちいさな街のちいさな場所で
ささやかな古本屋は明日も店を開けるのです。