12月になりました。今年一年の販売会のようす

12月になりました。今年一年の販売会のようす

日々の本の値付け、整理、お買取受け付けなどの業務をこなしつつ販売会も参加しています。
まずは10月に熊本 鶴屋百貨店で行われた48回古書販売会

12月になりました。今年一年の販売会のようす

古書籍商組合に加盟して初めての参加でした。プロの古本屋はこれほどの規模の催事でどれだけの本を動かさねばならないのか… 身に染みました。学ぶことは多く、来年は倍以上の時間と労力とをぶつけたいと思っています。

12月になりました。今年一年の販売会のようす

これは鶴屋販売会の数日前に参加させて頂いた上通り並木坂のえびす祭りの販売会です。キララ文庫さんと出店です。場所は古書汽水社さんの前あたり、並木坂を歩行者天国としたえびす祭りの出店です。飲食店や物販、ライブに混じって古本を並べました、、休日とも合って人通りは多いです。ですが私たちのブースは陸の孤島のように人は集まりにくく、人の流れを予測しつつ売り場を作る難しさを感じました。しかしそれでも多くのお客様に喜んで頂き、古本と祭りとの関係の密接さを熊本で小さくても作り出すことが出来つつあると思ったのです。お声をかけてくださった河島書店さんには感謝です。来年の秋のえびす祭りでは他の個人でやってらっしゃる本屋さんに出店をお願いし並木坂で古本市というイメージを少しでも持って頂けたらと目論んでおります。

最後に12月2日に南関町うから館にて行われたねねの市 での出店です。
私しは南関高校出身であったため、町の稗島珈琲さんからお誘い頂き参加しました。1日だけの参加、なおかつ南関町というのどかな田舎町です。3年間通い詰めた町で懐かしさ胸に溢れつつ、果たして売れるのだろうかと参加を検討したのですが、本屋がない町であり、土日で1番人々が集ううから館という温泉施設での出店、やるかやらないならやったほうがよいという経験から参加いたしました。どうせやるならぶちかましてやろうと段ボール箱20個分と小型の棚で催事感を出してみました。

12月になりました。今年一年の販売会のようす

12月になりました。今年一年の販売会のようす

不安も大きかったぶん地域の方に喜んで頂いたときは泣きそうになりました。もちろん準備不足もあり、量は多くともニーズに応えきれなかった反省もあります。

古本屋が仕入れたい本、お客様が販売会や祭りで欲しい本との間には微妙なズレがある場合があります。それでもお客様から買い取った多様な本が販売会ですぐに次の持ち主へと渡ることは多いと感じます。
そういった本も大切に管理し催事、販売会イベント出店などで活かしていきたいと思い買取を増やしていきたいと思っています。
極論を言えばどんな本が旅立っていくかはわからないものですが、いろんな本に触れて次の方に渡していく楽しみを持ち続けながら来年の運営へ繋げたいです。